法制史研究 25号 (1975年)
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 【論 説】
越智重明前漢時代の徭役について1
岡野誠唐代における禁婚親の範囲について――外姻無服尊卑為婚の場合――49
若曽根健治領邦ティロール農村部における租税制度89
 【叢 説】
伊藤一義宗像氏事書の性格について135
今堀誠二清代以降の家族制度――土地売買文書による一考察――153
一柳俊夫ユ・ゲ・ヴィノグラドフ「ベレザニ島出土のギリシア最古の手紙」について189
 【学界動向】
林毅ボン大学「ライン地方史研究所」について217
 【著書・論文紹介】
服藤弘司隈崎渡 近世商人法制の研究223
杉山晴康久米博 刑罰神話の解釈と古代法――日本神話解釈の試み――225
杉山晴康布施彌平治 祥瑞と法226
下斗米清磯村幸男 日本古代の奴婢について――家人的形態ということ――227
辻本弘明菊山正明 鎌倉時代における相続制度と法理227
瀬野精一郎川添昭二 鎮西特殊合議訴訟機関229
瀬野精一郎川添昭二 鎮西談議所230
藤原明久大石慎三郎 近世中期の土地政策について――質地取扱をめぐって――231
大平祐一新見吉治 江戸幕府の天領支配232
林由紀子若林淳之 分郷・分給の村の成立――「歩寄帳」や「地並帳」――233
吉田正志吉田伸之 江戸町会所の性格と機能について(一)・(二)――幕藩体制下における都市下層対策の構造と特質を考える――235
大久保治男荒井貢次郎 近世・碓氷関所除け・山越え科人と行刑役人(一)・(二)――穢多・弾左衛門専管磔刑公役の未刊資料から――237
鎌田浩松平秀治 大名分家の基礎的考察――「内分」分家を中心に――237
手塚豊前田正治 鳥取藩「律」考238
林董一小島広次 地割制度と小作人――尾張国海東郡蟹江地方の場合――・塚本学 分地制限令について――尾張藩法を中心に――239
原口虎雄秀村選三 薩摩藩郷土守屋家研究の課題241
蝦名庸一工藤祐董 八戸藩の家臣統制法令――武家養子法例1――242
利谷信義熊谷開作 明治時代における法学教育と法制史教育243
石川一三夫山中永之佑 日本近代国家の形成と村規約(一)(二)245
熊谷開作向井健 会社法草案の編纂始期――明治初期商法編纂史の一齣――・利谷信義・水林彪 近代日本における会社法の形成246
神谷力石川一三夫 明治後期・大正期のいわゆる模範的農村自治――愛媛県温泉郡旧余土村の事例――・同 日本における町村名誉職制度の導入――明治「地方自治」の論理と実態に関する一考察――248
宮坂宏旗田巍 中国村落と共同体理論250
中村茂夫奥村郁三 東洋法制史学の現状と課題251
菊池英夫古賀登 県郷亭里制度の原理と由来252
菊池英夫船越泰次 唐代両税法における斛斗の徴科と両税銭の折糴・折納問題――両税法の課税体系に関連して――253
中谷英雄菊池英夫 唐代史料における令文と詔勅文との関係について――「唐令復原研究序説」の一章――254
中谷英雄菊池英夫 唐令復原研究序説――特に戸令・田令にふれて――255
斯波義信佐竹靖彦 唐宋変革期における江南東西路の土地所有と土地政策――義門の成長を手がかりに――256
山根幸夫川勝守 浙江嘉興府の嵌田問題――明末の郷紳支配成立に関する一考察――257
岡崎精郎島田正郎 清朝の蒙古に対する立法と蒙古慣習法――その七・偸窃四項牲畜――・同 同上――その八・賊盗2・強劫――258
海原文雄小山貞夫 法制史教育の現状と問題点――アメリカ――259
三浦澄雄三浦弘萬 古ゲルマン土地制度の変遷過程260
若曽根健治岩野英夫 八−九世紀隷属農民層発生史序説(二)――西洋封建社会成立期の研究のために――261
林深山永井一郎 Ine 法典の hlaford と農民(一)(二)263
林毅増田四郎 社会史からみたヨーロッパの十二世紀・鹿子木幹雄 ヴォルムス協約をめぐる諸問題264
平田公夫村上淳一 「良き旧き法」と帝国国制(一)267
平松紘浦本寛雄 中世イギリス・ケント地方のガヴェルカインド保有態様―― C.Sandys の研究から――268
高橋清徳中村義孝 フランス革命初期における刑事裁判の変遷269
辻泰一郎宮崎良夫 プロイセンにおける官府裁判(Kammerjustiz)270
河上倫逸栗原壽夫 一九世紀ドイツにおけるラーバント的憲法学の社会的・政治的機能271
佐々木信戒能通厚 司法国家制の歴史的構造――近代イギリス統治構造分析・序――272
 【会 報】
 学会記事274
 報告要旨275
 【昭和四十九年度法制史文献目録】
 日本法制史287
 東洋法制史299
 ローマ法・西洋法制史305
 
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