法制史研究 63号 (2013年)
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 【論説】
水野 浩二<口頭審理による後見的な真実解明への志向>試論――一例としての大正民訴法改正  要旨1
 【叢説】
赤城 美恵子清代における秋審判断の構造――犯罪評価体系の再構成  要旨55
鄭  東俊新羅律令に対する中国律令の影響――国家秩序維持関係の法令を中心に  要旨103
【学界動向】
鄭 肯植 鄭 鐘休韓国における法史学研究――現況韓国法制史を中心に 129
 【書評】
松本 英実長谷川晃編著 法のクレオール序説 異法融合の秩序学163
三成 美保屋敷二郎編  夫婦171
新田 一郎石井紫郎   日本国制史研究Ⅲ 日本人の法生活176
梅田 康夫服部一隆   班田収授法の復原的研究182
松園潤一郎西谷地晴美  日本中世の気候変動と土地所有188
佐藤 泰弘佐藤雄基   日本中世初期の文書と訴訟194
鎌田  浩吉田正志   仙台藩刑事法の研究199
坂本 忠久藤田 覚   近世史料論の世界1203
橋本 誠一岩谷十郎   明治日本の法解釈と法律家208
小澤 隆司林 尚之   主権不在の帝国――憲法と法外なるものをめぐる歴史学213
出口 雄一杉原泰雄・樋口陽一・森英樹編 長谷川正安先生追悼論集――戦後法学と憲法歴史・現状・展望218
西村 安博小瀬玄士   鎌倉幕府の財産相続法223
植田 信廣畠山 亮   戦国期における喧嘩規制法について――戦国期喧嘩両成敗法の再定位229
大平 祐一坂本忠久   近世江戸の都市法とその運用・施行に関する一試論――『類集撰要』巻七・巻八を素材として232
山口 亮介橋本誠一   明治初年の聴訟事務――松江藩郡奉行所文書を手がかりに234
居石 正和矢切 努   地方財政調整制度構想出現の前史的考察――内務官僚の動向を中心に(一・二完)236
高瀬奈津子古賀 登   両税法成立史の研究238
石見 清裕藤野月子   王昭君から文成公主へ――中国古代の国際結婚243
松田恵美子箱田恵子   外交官の誕生――近代中国の対外態勢の変容と在外公館248
奥田  敦柳橋博之   イスラーム財産法253
宮宅  潔石岡 浩   秦漢代の徒隷と司寇――官署に隷属する有職刑徒258
江川 式部佐立治人   ゆく人来る人――唐儀制令行路条の「去避来」について260
      小野達哉   唐代後半の路遇礼と官人の秩序
中村 正人五味知子   「誣姦」の意味するもの――明清時代の判牘・官箴書の記述から264
高遠 拓児鈴木秀光   鎖帯鉄桿・鎖帯石礅と清代後期刑事裁判266
萩原  守額定其労   清代モンゴルのアラシャ旗における裁判(一~三完)268
      同      清代ハラチン・モンゴルの右翼旗における裁判
岡野  誠辻 正博   敦煌・トルファン出土唐代法制文献研究の現在272
林 信夫大清水 裕  ディオクレティアヌス時代のローマ帝国――ラテン碑文に見る帝国統治の継続と変容273
渡辺 節夫佐藤 猛   百年戦争期フランス国制史研究――王権・諸侯国・高等法院278
松代 剛枝栗原眞人   一八世紀イギリスの刑事裁判282
藤本 幸二ヨハン・ブルネマン著/上口裕訳 近世ドイツの刑事訴訟法258
吉武 憲司苑田亜矢   ベケット論争と二重処罰禁止原則292
金 惠京周 圓    アルベリコ・ジェンティーリの正戦論――『戦争法論』一巻における「動力因」と「質料因」を中心に294
佐藤  猛藪本将典   自治都市トゥルーズにおける上訴制の確立とカペー朝期親王領政策の諸相――上訴裁判権をめぐる執政官府と伯代官の抗争を中心に296
森   光吉村朋代   ローマ法における信託遺贈の文言解釈――plus nuncupatum, minus scriptum298
宮嵜 麻子原田俊彦   前二八七年から前二四一年までのローマの法律301
      同      前二四一年から前二一九年までのローマの法律
稲元  格佐藤 団   マクデブルク法研究再考――プロソポグラフィ的検討による参審人団研究試論305
葛西 康徳五十君麻里子 ローマ大衆の法知識――プラウトゥス喜劇における「笑源」としての法307
大平 祐一越訴取扱の変化と「訴訟」制度の評価311
 【会報】
学会記事315
報告要旨318
 【平成二四年度法制史文献目録】
日本法制史文献目録1
東洋法制史文献目録39
ローマ法・西洋法制史文献目録91
 【欧文レジュメ】
 
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