法制史研究 18号 (1968年)
[ 17号目次 | 19号目次 ]
 【論 説】
小菅芳太郎ロオマ早期の家(学説管見)1
島田正郎蒙古律例と理藩院則例43
 【叢 説】
丹羽友三郎契約書式例を通してみた元代村落制度に関する一考察63
橋本久・林紀昭異本令抄攷――『令抄』の成立に関する一試論――79
辻本弘明両成敗法の起源について103
杉谷昭大木喬任文書にみる『学制』草案121
 【著書論文紹介】
直木孝次郎石井良助・井上光貞編 シンポジウム邪馬台国141
石尾芳久井上光貞 日本古代国家の研究143
隈崎渡奥野彦六 律令制古代法145
高柳真三藩法研究会 藩法集6続金沢藩・7熊本藩147
中澤巷一布施彌平治 明法道の研究148
杉谷昭明治大学法学部八五年史編纂委員会 明治法律学校における法学と法学教育150
宮城栄昌布施彌平治 格と式についての一考察151
林董一大竹秀夫 江戸時代前期人別改考152
前田正治鎌田浩 幕藩権力の武士親族規制・同 近世武士親族の法的関係153
辻本弘明小林宏 塵芥集関係資料・同 塵芥集の成立と伊達家天文の乱154
見城幸雄浜口秀夫 近世における所持――特に年山の所持について――155
手塚豊石井良助 明治初年の内外人婚姻法156
神谷力鈴木豊 林野所有権の形成157
山中永之佑利谷信義 戦前の日本資本主義経済と法157
石井良助長谷川正安・利谷信義 日本近代法史160
利谷信義山中永之佑 日本近代国家の形成と法律婚主義161
八重津洋平天海謙三郎 中国土地文書の研究162
布目潮m17766浜口重国 唐王朝の賤人制度164
今堀誠二福島正夫 中国の法と政治――中国法の歴史・現状と理論――166
宮坂宏黒木三郎 婚姻法の近代化――アジアの現代家族法――168
滋賀秀三島田正郎 女真の婚俗と金代婚姻法169
日原利国成宮嘉造 「漢書刑法志」の法思想(一)(二)(三)170
奥村郁三中村茂夫 清朝の刑法における過失171
八重津洋平丹羽友三郎 元代における地方監察官の分巡について・同 元代における監察官制の特色について172
中村茂夫細谷良夫 清朝中期の八旗戸籍法の変革――開戸を中心にして――173
今堀誠二福島正夫 社会主義社会における矛盾と法――中国法理論の新動向――174
田辺繁子鈴木敏和 一七・八世紀インドに於ける英法の継受過程174
岡崎精郎田山茂 近世蒙古の裁判制度について175
吉野悟上山安敏 法社会史176
稲田晃古林祐二 自然法と正義の現代的意義177
風間鶴壽岩田健次 ローマ法における胎児とその出生178
真田芳憲佐藤篤士 古代ローマにおける sui heredes の地位―― familia のあり方と相続形態――178
佐藤篤士柴田光蔵 ローマ共和政末期における刑事裁判の構造――常設査問所 quaestiones perpetuae を中心として――179
一柳俊夫清水昭次 スパルタのへイロータイ180
林毅西本頴 村と町――中世ドイツを中心とした研究――181
木村尚三郎塙浩 フランドル伯領城主支配圏制度に関する一所説――ガンスホーフ『シャァテルニー裁判廷研究』――・同 フランドル伯領城主支配圏序読――ことにベルギー史学の動きをめぐって――181
伊藤栄林毅 ドイツ中世都市成立史論についての反省・同 ケルンのシュライン帳簿・同 ヴァイヒビルドについて183
水本浩村上淳一 中世農民の「自由」な借地について――ドイツ土地法史覚書――184
小山貞夫森岡敬一郎 Statute 考――初期議会の立法権――・同 中世末期イングランドに於ける議会制定法の制定と議会――一四一四年の Common Petition を中心として――185
 【会 報】
 学会記事188
 報告要旨(第一九回総会)古代ローマにおける刑事裁判の型 柴田光蔵 中世ドイツの村落形態と荘園支配――中世前期のウェストファリア―― 伊藤栄 米国土地法における英法継受論 佐藤隆夫 〔共通課題 律令格式の諸問題〕大宝令と養老令 坂本太郎 律令制定の歴史的基礎 牧健二 佐藤誠実の律令学 瀧川政次郎
(第一六回研究大会)〔共通課題 中国における村落の構造〕元代における村落その他の共同体 丹羽友三郎 近代における村落の変遷 宮坂宏 台湾における村落の発達――とくに寺廟の発展との関連において―― 増田福太郎 〔自由課題〕古代ギリシア(ホメーロス時代)の共同体と法について 一柳俊夫 意見封進の制度と実態 所功 遊女等の奉公契約について 牧英正 名古屋町奉行所の事件記録から見た二、三の尾州藩法 春原源太郎
(第四六回東京部会)カロリング時代の国王観についての一考察 増淵静四郎
(第四七回東京部会)十二、三世紀カノン法源史に関する一、二の問題 淵倫彦 上杉藩の刑法 布施彌平治
(第四八回東京部会)西ドイツ歴史学雑感 石井紫郎 マヌ法典における刑罰 田辺繁子
(第一一二回近畿部会)官僚制と法律学――ヨーロッパと中国の対比 上山安敏
 
 【追悼の辞】
高柳真三 中田先生を偲ぶ204
熊谷開作 石井金一郎教授の急逝を惜む214
奥野彦六 法制史学会における故山崎佐先生について217
石川武 直居淳氏の逝去を悼む220
 【昭和四十二年度法制史文献目録】
 日本法制史223
 東洋法制史236
 ローマ法・西洋法制史242                       
 
[ 17号目次 | 19号目次 ]


to HomePage [ framenonframe ]