法制史研究 2号 (1952年) | ||
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[ 1号目次 | 3号目次 ] | ||
【論 説】 | ||
堀米庸三 | 封建制の最盛期とは何か | 1 |
野村忠夫 | 律令郡司制の形成――唐制の継受を中心に―― | 21 |
吉村茂樹 | 院北面考 | 45 |
【叢 説】 | ||
瀧川政次郎 | 唐兵部式と日本軍防令 | 73 |
井上和夫 | 長宗我部氏の天正地検帖の原本について | 81 |
【雑 録】 | ||
久保正幡 | ローマ通信 | 89 |
【書 評】 | ||
瀧川政次郎 | 猪熊兼繁著 「法史学」 | 93 |
石尾芳久 | 藤間生大著 「国家権力の誕生」 | 95 |
原暉三 | 潮見俊隆著 「日本における漁業法の歴史とその性格」 | 99 |
白山友正 | 宮本又次著 「日本近世問屋制の研究」 | 103 |
松下俊夫 | 杉田揚太郎著 「日本農業立法史」 | 106 |
瀧川政次郎 | 高柳真三著 「上古の罪と祓および刑」 | 110 |
今堀誠二 | 根岸佶著 「上海のギルド」・仁井田陞 「中国の社会とギルド」 | 116 |
堀米庸三 | 高柳信一 「近代プロイセン国家成立史序説――その中央集権化過程における領主制と等族制とについて」 | 124 |
隈崎渡 | 瀧川政次郎著 「裁判史話」 | 132 |
会田範治 | 瀧川政次郎著 「法史閑話」 | 132 |
坂本太郎 | 井上光貞 「国造制の成立」 | 133 |
大饗亮 | 猪熊兼繁 「聖徳太子の立法」 | 135 |
平野邦雄 | 彌永貞三 「仕丁の研究」 | 135 |
野村忠夫 | 竹内理三 「律令官位制に於ける階級性」 | 136 |
吉村茂樹 | 竹内理三 「『参議』制の成立」 | 137 |
水戸部正男 | 時野谷滋 「夕顔に見える揚名介とその系譜」 | 139 |
平山行三 | 江頭恒治 「封建制度とは何か」 | 140 |
熊谷開作 | 大竹秀夫 「農業水利権の近世的態容」 | 141 |
大竹秀夫 | 浜口秀夫 「奥熊野に於ける年山の慣行」 | 142 |
高柳真三 | 秀村選三 「徳川期農村に於ける質奉公人の一考察」 | 143 |
服藤弘司 | 三木俊秋 「佐嘉藩多久領地米制度の概観」 | 144 |
杉山晴康 | 前田正治 「明治税制の成立」 | 145 |
内田智雄 | 貝塚茂樹 「ウェーバーの儒教観」 | 146 |
内田智雄 | 山田統 「周代封建制度と血族集団制」 | 147 |
周藤吉之 | 矢野主税 「唐代に於ける假子制の発展」 | 148 |
曽我部静雄 | 周藤吉之 「宋金時代における荘園と佃戸の一考察」 | 149 |
曽我部静雄 | 山根幸夫 「十五・六世紀中国における賦役労働制の改革」 | 149 |
島田正郎 | 鴛淵一 「清太組時代刑政考」 | 150 |
滋賀秀三 | 内田智堆「中国農村家族における分家事由の一考察」・同 「中国農村における土地の『先買権』について」 | 151 |
吉田道也 | 世良晃志郎訳 「バイエルン部族法典」 | 152 |
世良晃志郎 | 増田四郎 「中世初期ザクセンの等族制について」 | 153 |
世良晃志郎 | 進藤牧郎 「中部ドイツに於ける領主制的再建の方向――十六世紀後半に於けるザーレ河畔の農村について」 | 154 |
石尾芳久 | 服部哲郎著 「ジェファンスンに於ける所有権思想の『革命』」 | 156 |
関口晃 | 恒藤武二著 「フランスにおける労働協約法の発展に関する一考察――労働運動史との関連において」 | 157 |
【会 報】 | ||
報告要旨 | (第二回東京部会)御定書に見ゆる「忍入之盗」の御定といわゆる Gefährlicher Diebstahl 平松義郎 フランス法における分割所有権の源流 片岡輝夫 律令制下身分法上の一問題 野村忠夫 (第六回近畿部会)東洋的世界に於ける国家権力の問題 石尾芳久 (第三回総会)旧民法人事篇第一草案について 手塚豊 中国法と蒙古法 仁井田陞 ローマ法の継受をめぐる諸問題 久保正幡 中世法史の研究についての若干の問題 世良晃志郎 契丹における生母の地位 島田正郎 周礼の胥徒制度から我が仕丁制度へ 曽我部静雄 民経記に見える法制史料 水戸部正男 地方における国衙工房の生産と賦役令の軍防令変革 平野邦雄 東国と西国 石井良助 |