東京部会の記録

法制史学会 法制史学会の歩み 東京部会の記録

法制史学会東京部会の活動記録

第1回東京部会(1950年7月2日)東京大学山上会議所

  • 大竹秀男氏「村落構造の一考察──三陸地帯の契約講をとおして」
  • 佐藤進一氏「関東御分国考──鎌倉幕府の性格についての一考察」
  • 仁井田陞氏「宋代の家産法における女子の地位」

第2回東京部会(1951年4月29日)東京大学山上会議所

  • 平松義郎氏「御定書に見えたる「忍入之盗」の御定といわゆる Gefaehrlicher Diebstahl」
  • 片岡輝夫氏「フランス法における分割所有権の源流」
  • 野村忠夫氏「律令制下身分法上の一問題──出雲国大税賑給丁名帳にみえる争戸」

第3回東京部会(1952年4月26日)東京大学東洋文化研究所

  • 安田元久氏「下地中分に関する二三の問題」
  • 周藤吉之氏「唐末宋代の荘園制」

第4回東京部会(1952年9月27日)日本大学

  • 布施彌平治氏「明法博士」
  • 奥野彦六氏「盟神探湯について」

第5回東京部会(1952年12月6日)明治大学

  • 島田正郎氏「遼制における異民族の問題」
  • 水戸部正男氏「藤氏長者の権力に就て」

第6回東京部会(1953年2月21日)東京大学史料編纂所

  • 山崎佐氏「女医博士について」
  • 曽我部静雄氏「唐の雑徭の行方」

第7回東京部会(1953年7月11日)慶應義塾大学

  • 和田昌衛氏「法的教会概念をめぐる二三の問題──ルードルフ・ゾームの学説を中心として」
  • 手塚豊氏「新律綱領の施行に就て」

第8回東京部会(1953年12月19日)明治大学

  • 布施彌平治氏「親属容隠と干名犯義」
  • 平松義郎氏「徳川幕府刑法に於ける犯罪の競合」

第9回東京部会(1954年3月24日)中央大学

  • 海原文雄氏「英国時効制度の沿革」
  • 利光三津夫氏「大化時代の爵封制度について」

第10回東京部会(1954年7月23日)早稲田大学

  • 杉山晴康氏「我が古代刑法の成立について」
  • 石井良助氏「明治時代の刑法に関する二三の問題」

第11回東京部会(1954年9月25日)東京大学

  • 山崎佐氏「明治七年『医制』制定の由来」
  • 森洋氏「十二世紀カペー王朝における『王権の覚醒』について」

第12回(a)東京部会(1954年12月11日:第12回例会を二度してしまったようです))櫻蔭学園

  • 佐藤進一氏「鎌倉室町両幕府の法令について」
  • 鈴木俊氏「唐の戸税と均田制」

第12回(b)東京部会(1956年6月30日:第12回例会を二度してしまったようです)東京大学

  • 石川武氏「ドイツ国制史における一一八○年」
  • 宮城栄昌氏「延喜式の研究」

第13回東京部会(1956年10月20日)東洋大学

  • 直居淳氏「ドイツ国王選拳法の基礎問題」
  • 荒井貢次郎氏「江戸期における賤民支配の一考察──身分法上の穢多の地位──」

第14回東京部会(1956年12月8日)東京弁護士会館

  • 石井良助氏「明治初年の婚姻法──とくに法律婚主義および妾について──」
  • 山崎佐氏「江戸時代における朝廷医療制度」

第15回東京部会(1956年2月16日)慶應義塾大学

  • 森岡敬一郎氏「一三一一年のOrdinancesについて」
  • 平松義郎氏「幕末期における刑罰執行の実態」

第16回東京部会(1957年6月8日)早稲田大学

  • 石塚英夫氏「徳川幕府刑法における共同正犯について」
  • 水田義雄氏「イギリス法学教育瞥見」

第17回東京部会(1957年11月16日)

  • 林董一氏「近世木曽における山林窃盗」
  • 宇尾野久氏「カロリング時代前期における資財帳の性格」

第18回東京部会(1958年2月4日)慶應義塾大学

  • 利谷信義氏「身分法と徴兵令の交錯とその分化──明治身分法史研究の一視点──」
  • 仁井田陞氏「スタイン敦煌発見の天下姓望氏族譜──唐代の身分的内婚制をめぐつて──」
  • 中村吉三郎氏「帰朝談」

第19回東京部会(1958年6月28日)中央大学

  • 手塚豊氏「長岡藩の寄場と松山(高梁)藩の徒刑所──西洋近代的自由刑の移入を問題として──」
  • 世良晃志郎氏「いわゆる「国王自由人」について」

第20回東京部会(1958年11月15日)東京都立大学

  • 利光三津夫氏「養老律の復元」
  • 吉野悟氏「キケローのトピカ六・二九について──古代ローマの家族法の一断面」

第21回東京部会(1959年2月28日)明治大学

  • 布施彌平治氏「櫻井右弼について」
  • 西川正夫氏「呉、南唐両王朝の国家権力の性格」

第22回東京部会(1959年7月4日)早稲田大学

  • 宮坂宏氏「華北の農業水利慣行」
  • 荒井貢次郎氏「大磯宿小頭助左衛門文書抄旧皇──相模国淘稜郡『未解放部落』制度資料考──」

第23回東京部会(1960年2月26日)中央大学

  • 奥野彦六氏「御定書第一五条について──出入筋・吟味筋──」
  • 畑穣氏「イギリス中世における慣習的土地保有について」

第24回東京部会(1960年3月30日)中央大学

  • Joueon des Longrais氏「最近フランス法史学界の動向」

第25回東京部会(1960年10月1日)日本大学

  • 勝田有恒氏「ローマ法の継受とその原因に関する研究──ドイツを中心として──」
  • 布施彌平治氏「弘仁式について」

第26回東京部会(1960年12月10日)早稲田大学

  • 佐藤篤士氏「Ius civile (厳格市民法)における patria-potestas (家長権)──とくに ius vendendi (家子売却の権)と ius vitae necisque (生殺与奪の権)について──」
  • 古賀登氏「唐の両税・三限について」
  • 荒井貢次郎氏「江戸時代における番非人とその缺落について──甲斐国郡内領の場合──」

第27回東京部会(1961年2月4日)明治大学

  • 多賀秋五郎氏「宗族の宣講にみられる明清律と家法」
  • 畑譲氏「隷農土地保有権について」

第28回東京部会(1961年7月8日)専修大学

  • 池田温氏「唐代の造籍手続きについて」
  • 時野谷滋氏「知行国制の成立をめぐつて」

第29回東京部会(1961年12月2日)神田一橋如水会館

  • 吉野悟氏「ローマ法における物権公示について」
  • 水戸部正男氏「寺院新制について」

第30回東京部会(1962年2月10日)日本大学

  • 荒井貢次郎氏「人別帳による非人動向の一考察──甲斐国郡内領──」
  • 佐藤篤士氏「ローマ共和政後期における雇傭関係」
  • 鹿子木幹雄氏「叙任権闘争終末期におけるドイツ国制── Worms 協約(一一二二年)を中心として──」

第31回東京部会(1962年6月23日)中央大学

  • 石井紫郎氏「幕藩体制社会における土地所有の研究」
  • 吉野悟氏「FundusとCompascum──古代ローマ土地所有法の一側面──」

臨時部会(1962年7月17日)東京大学

  • 楊聯陞氏「アメリカにおける中国法制史研究の現況と問題點」

第32回東京部会(1962年9月29日)中央大学

  • 浜口重国氏「唐の太常音声人と楽戸について」
  • 下野義朗氏「封建制下(一一・二世紀)フランスにおける政治・権力構造──フランス史学の成果と検討──」
  • 戴炎輝氏「唐律刑罰の分類」

第33回東京部会(1963年1月26日)中央大学会館

  • 石井良助氏「明治初年の法律婚主義について」
  • 菊地秀夫氏「九――一〇世紀における中国の権力機構──唐末・五代藩鎮研究の現段階──」

第34回東京部会(1963年6月29日)神田一橋如水会館

  • 小倉欣一氏「ランデスヘルシャフトの成立に関する予備的考察」
  • 竹内理三氏「古代末期の土地関係」

第35回東京部会(1963年11月16日)神田一ツ橋如水館大学

  • 宮坂宏氏「華北の村落と公租公課──「中国農村慣行調査」報告を資料として──」
  • 利谷信義氏「中共からの帰国談」

第36回東京部会(1964年1月25日)一ツ橋如水館大学

  • 護雅夫氏「ウイグル法律文書の若干について」
  • 林深山氏「ケンブリッジ学生生活の想い出」

第37回東京部会(1964年6月27日)明治大学

  • 荒井貢次郎氏「日蓮宗不受不施派の問題点」
  • 稲田晃氏「mancipatio の起源」

第38回東京部会(1964年9月26日)一ツ橋如水館大学

  • 中村吉三郎氏「日本の「近代化」ということについて」

第39回東京部会(1965年1月30日)早稲田大学

  • 古賀登氏「北魏の三長制施行について」
  • 部会のありかたについて(討論の総括)

第40回東京部会(1965年9月25日)如水館大学

  • 森岡敬一郎氏「中世イギリス議会の立法──特に下院との関係について」
  • 栗原朋信氏「「天皇」号とその成立過程」

第41回東京部会(1965年12月18日)如水館大学

  • 宮坂宏氏「中華ソビエト・解放区の婚姻法」
  • 田辺繁子氏「マヌ法典における罪と罰」

第42回東京部会(1966年1月29日)早稲田大学

  • 会員相互の自由討論

第43回東京部会(1966年3月26日)如水館大学

  • 宮城栄昌氏「沖縄のノロ制度について」
  • 一柳俊夫氏「奴隷制の歴史についての一考察」

第44回東京部会(1965年12月24日)早稲田大学

  • 大久保治男氏「甲府の町年寄」
  • 石井良助氏「封建成立期の二つの問題──文治地頭と幕府裁判権」

第45回東京部会(1967年4月15日)東大出版会会議室

  • 清水廣一郎/小倉欣一 氏「イタリアの都市、ドイツの都市(スライドによる帰朝報告)」

第46回東京部会(1967年6月10日)東京大学法学部研究室・第一研究会室

  • 増淵静四郎氏「カロリング時代の国王観についての一考察」
  • 旗田巍氏「旧中国村落の共同体的性格について」

第47回東京部会(1967年9月24日)東京大学法学部研究室・第一研究会室

  • 淵倫彦氏「十二、三世紀カノン法源史に関する一、二の問題」
  • 布施彌平治氏「上杉藩の刑法」

第48回東京部会(1967年12月9日)東京大学法学部研究室・第一研究会室

  • 石井紫郎氏「西ドイツ歴史学雑感」
  • 田辺繁子氏「マヌ法典における刑罰」

第49回東京部会(1968年6月29日)東京大学法学部集会室

  • 真田芳憲氏「ローマの無遺言相続について」
  • 中村茂夫氏「中国旧律における比附の機能」

第50回東京部会(1968年10月26日)東京大学法研第一研究会室

  • 木村尚三郎氏「封建社会の法理と現代」
  • 石井良助氏「地租改正と土地所有権の近代化」

第51回東京部会(1969年7月19日)東大法研第一研究会室

  • 宮坂宏氏「『法詩譯集』」
  • 久保正幡氏「ヨーロッパ法学の成立とその統一性」

第52回東京部会(1969年9月15日)学士会館本郷分館

  • K・シュルツ(司会・石井紫郎、通訳・小倉欣一)氏「中世下層民研究の諸問題」

第53回東京部会(1970年7月16日)東大法学部研究室(第一演習集会室)

  • 林咏榮(通訳・島田正郎)氏「最近中国の法学会の動向」
  • 滋賀秀三氏「中国上代の刑罰についての一考察──絶交的誓盟を手がかりとして」

第54回東京部会(1970年9月20日)東京都立大学

  • 大久保治男氏「山梨県における明治元年から教育令公布までの教育行政制度の概況」

第55回東京部会 『法制史研究』に記載無し

第56回東京部会 『法制史研究』に記載無し

第57回東京部会 『法制史研究』に記載無し

第58回東京部会(1973年12月8日)東京都立大学

  • 稲田晃氏「邪馬台国海路港と東馬国多摩説」
  • 船川豊氏「北魏均田制に関する一考察」

第59回東京部会(1974年6月8日)如水会館

  • 高木侃氏「縁切寺満徳寺について」
  • 石井良助氏「人足寄場について」

第60回東京部会(1974年7月13日)如水会館

  • 宮坂宏氏「中華ソビエト共和国・解放区施政綱領・憲法資料について」
  • 木暮英夫氏「養老律令にあらわれた家族関係」

第61回東京部会(1974年9月14日)如水館大学

  • 佐藤邦憲氏「問刑条例の一考察」
  • 佐々木有司氏「バルトールスの政治・公法思想」

第62回東京部会(1974年11月9日)如水会館

  • 森田成満氏「書評 Yeh-Chien Wang, Land Taxation in imperial China, 1750━1911, H.U.P., 1973」
  • 岡野誠氏「唐代における近婚親の範囲について」

第63回東京部会(1974年12月14日)東京大学総合図書館三階集会室

  • 石井紫郎氏「武家と武士」
  • 平城照介氏「ヘッセン地方史研究の現状」

第64回東京部会(1975年1月11日)如水会館

  • 吉井蒼生夫氏「共存同衆と小野梓」

第65回東京部会(1975年3月8日)如水会館

  • 平松紘氏「イギリス中世都市研究の問題点」
  • 滋賀秀三氏「清代の司法における判決の確定力の欠如」

第66回東京部会(1975年5月10日)如水会館

  • 林貞夫氏「甲州法制の特異性について」
  • 浅古弘氏「明治四年戸籍法における願届人について」

第67回東京部会(1975年6月14日)如水会館

  • 櫻井光堂氏「古代神祇統治社会の領土祖型について」
  • 山内進氏「オットー・ヒンツェの近世国制史研究について」

第68回東京部会(1975年9月16日)専修大学

  • R・フェーンストラ氏「ライデン大学史研究の状況」
  • 石井良助氏「日本における法の近代化について」
  • 手塚豊氏「西周と津田真道」
  • 大久保泰甫氏「ボアソナード対延期派」

第69回東京部会(1975年11月22日)早稲田大学

  • 見城幸雄氏「拝領高について」
  • 島田正郎氏「ボグドゲゲンフトフトの法典について」

第70回東京部会(1975年12月13日)東京大学

  • 辻泰一郎氏「1577年帝国警察条例における「義務秩序」の内的構造」
  • 利光三津夫・斎川眞氏「新たな令集解逸文と異質令集解巻1巻20巻35の史料的価値について」

第71回東京部会(1976年3月13日)如水会館

  • 小倉欣一氏「法共同体としての都市──比較都市史のために──」
  • 千葉徳夫氏「中東ドイツのラントディング──ヴェッティーン家領邦国家の形成に関する一考察──」

第72回東京部会(1976年6月12日)如水会館

  • 森征一氏「中世イタリアの都市コムーネと条例制定権(ius statuendi)理論」

第73回東京部会(1976年7月10日)如水会館

  • 堀毅氏「魏晋における家族法の沿革」
  • 斎川眞氏「「説者伝」とは何か──その成立と性格をめぐって」

第74回東京部会(1976年9月11日)如水会館

  • 嵐義人氏「令集解の古記について」

第75回東京部会(1976年11月13日)如水会館

  • 霞信彦氏「明治15年刑法教唆規定に関する一考察」
  • 佐藤篤士氏「イタリア・ハンガリーにおけるローマ法教育をめぐって」

第76回東京部会(1976年12月11日)如水会館

  • 岡野誠氏「西域発見唐律断簡五種について」
  • 淵倫彦氏「戦後カノン法史研究の一側面──中世カノン法国際会議に参加して」

第77回東京部会(1977年1月22日)如水会館

  • 李丙洙氏「朝鮮の「異姓不養」について」

第78回東京部会(1977年3月12日)如水会館

  • 佐藤彰一氏「18・19世紀セプティマニア・スペイン辺境領のHispaniをめぐる国制・社会状況について」
  • 小口彦太氏「17・8世紀中国の訴訟現象をとおしてみた地方行政──法の社会統制的側面──」

第79回東京部会(1977年9月24日)東京大学

  • 水林彪氏「わが国近世における武装自弁軍隊とその近世法に及ぼした影響」
  • 斎川眞氏「令集解「朱説」をめぐって」

第80回東京部会(1977年11月26日)早稲田大学

  • 堀毅氏「秦漢における刑罰体系の変遷」
  • 利谷信義氏「明治憲法体制と天皇」

第81回東京部会(1978年5月27日)如水会館

  • 村上淳一氏「ドイツ近代法史とカント」

第82回東京部会(1978年7月1日)早稲田大学

  • 植田信廣氏「鎌倉幕府の裁判における「不論理非」の論理をめぐって」

第83回東京部会(1978年11月18日)明治大学

  • 坂口修平氏「フリートリヒ大王期の官僚制の一性格」

第84回東京部会(1978年12月9日)東京大学

  • 吉田孝氏「日本古代の家」

第85回東京部会(1979年2月3日)東京大学

  • 石井良助氏「上代における天王星の変遷」

第86回東京部会(1979年5月26日)早稲田大学

  • 石井紫郎氏「日本中世史の近業に寄せて」

第87回東京部会(1979年6月30日)慶應義塾大学

  • 山田昭氏「信託立法の過程──大正立法の一側面──」

第88回東京部会(1979年12月8日)慶應義塾大学

  • 斎川眞氏「流刑・左遷・左降」

第89回東京部会(1980年1月19日)明治大学

  • 岡野誠氏「北京図書館像宋刻律12巻音義一巻簡介」

第90回東京部会(1980年12月13日)慶應義塾大学

  • 堀毅氏「秦漢時代の獄絵に関する二、三の考察──主として雲夢出土秦簡による──」
  • 利光三津夫氏「承和年間、善――訴訟事件における登美直名」

第91回東京部会(1981年1月31日)慶應義塾大学

  • 淵倫彦氏「第6回カノン法国際会議について」
  • 島善高氏「唐代慮因考」

臨時東京部会(1981年6月3日)明治大学

  • 韓幽桐、韓延毫、劉海年三氏の中国における研究概況報告を中心に懇談

第92回東京部会(1981年11月14日)慶應義塾大学

  • 山内進氏「リプシウスの「政治──国家学」第5巻に見られる軍事理論、特に「紀律」の概念について」
  • 伊能秀明氏「令集解平田本について」

第93回東京部会(1981年12月19日)東方学会本館

  • 高木侃氏「三行半の成立について──休書の模倣をめぐって──」
  • 宮坂宏氏「中国における現代法制史研究の状況──文献紹介を中心として──」

第94回東京部会(1982年1月16日)東方学会本館

  • 津野柳一氏「最近のドイツ法史学会の一斑──とくにレーオポルト・ヴェンガー研究所での見聞をもとに──」
  • 向井健氏「明治初期法典編纂史上の若干の問題」

第95回東京部会(1982年5月15日)東方学会本館

  • 高塩博氏「養老医疾令復原の再検討」
  • 堀敏一氏「漢代の七科謫とその起源」

第96回東京部会(1982年6月19日)東方学会本館

  • 西村隆譽志氏「アクィーリウス法の解釈と事実訴権回付規準」
  • 吉井蒼生夫氏「加太邦憲『自暦譜』をめぐって」

第97回東京部会(1982年7月17日)東方学会本館

  • 根本敬彦氏「内務省獄務顧問クルト・フォン・ゼーバッハについて」
  • 森田茂満氏「清代における土地所有権の司法的保護」

第98回東京部会(1982年9月25日)東方学会本館

  • 後藤武秀氏「假刑律下における他律の援用」
  • 高橋継男氏「唐代における巡院の機能」

第99回東京部会(1982年11月20日)東方学会本館

  • 植田信廣氏「中世前期の「無縁」について──「無縁」の語の用例検討を手がかりに──」
  • 利光三津夫氏「令宗氏の研究」

第100回東京部会(1982年12月18日)中央大学会館

  • 加藤英明氏「徳川幕府外国奉行について」
  • 石井良助氏「わが近著を語る」

第101回東京部会(1983年1月22日)中央大学会館

  • 原田俊彦氏「古ローマ期のvindicatioをめぐって」
  • 津野柳一氏「第24回ドイツ法史家会議に出席して」

第102回東京部会(1983年5月21日)中央大学会館

  • 本間修平氏「松前蝦夷地の俵物取締り」
  • 鎌田浩氏「熊本城下町の支配機構」

第103回東京部会(1983年6月18日)中央大学会館

  • 堀毅氏「中国古代法におけるいわゆる”同害刑”的要素について」
  • 重松一義氏「江戸時代の刑場遺構」

第104回東京部会(1983年9月17日)早稲田大学法学部

  • 伊能秀明・楊永良氏「藤波本――祗令義解──「日本歴史」第424号掲載拙稿の周辺」
  • 高橋清徳氏「中世パリにおける同業組合の管理、運営組織について──パリ同業組合規約の研究」

第105回東京部会(1983年11月19日)中央大学会館

  • 川村優氏「旗本の知行所條目について──地頭法について」

臨時部会(1983年12月14日)中央大学会館

  • 張晉藩氏「中国法制史研究の現況とその存在する諸問題」

第106回東京部会(1983年12月17日)大隈会館

  • 平松紘氏「イギリス入会権史研究の準備的考察」
  • 手塚豊氏「「執行セズ」という死刑判決」

第107回東京部会(1984年1月21日)中央大学会館

  • 笠原英彦氏「藤田組事件と警視局改組」
  • 篠塚昭子氏「キリシタン禁令廃止に関する一フランス資料」

第108回東京部会(1984年5月19日)早稲田大学

  • 小見山春生氏「高麗時代の流罪について」
  • 13世紀末葉イングランドにおける村落共同体の歴史的性格

第109回東京部会(1984年6月16日)中央大学会館

  • 長谷山影氏「違勅罪の成立と機能について」
  • 中山勝氏「明治三年徳島騒擾裁判に関する一考察」

第110回東京部会(1984年9月22日)中央大学会館

  • 内田誠氏「旧刑法第4編違警罪の編纂とボアソナード」
  • 武光誠氏「奈良、平安時代の太政官政治と宣旨」

第111回東京部会(1984年11月17日)中央大学会館

  • 川口由彦氏「1920年代土地立法事業における「所有」と「利用」」
  • 斎藤秀昭氏「漢代の自首──自告、自出についての一考察」

第112回東京部会(1984年12月15日)中央大学会館

  • 楠――一郎氏「明治27年千谷判事轉補抗命事件」
  • 滋賀秀三氏「中国における「法源としての慣習」──ジャン、ボタン協会の会議に出席の報告もかねて──」

第113回東京部会(1985年1月19日)中央大学会館

  • 伊能秀明氏「明法博士惟宗直本の明法文に関する一考察」
  • 増淵静四郎氏「ワンバ(Wamba:西ゴートスペイン王672-680)の廃位」

第114回東京部会(1985年5月18日)専修大学

  • 森谷公俊氏「ポリス世界の国際関係──前四世紀の普遍平和条約を中心に──」
  • 松田和晃氏「資材帳について」

第115回東京部会(1985月6月15日)中央大学会館

  • 長谷山彰氏「『怠状・過状』の機能について」
  • 熊丸光男氏「共和政期におけるprovocatioの機能」

第116回東京部会(1985年7月20日)専修大学

  • 岡野誠氏「唐永徽職員令の復元について」

第117回東京部会(1985年11月16日)中央大学会館

  • 葛西康徳氏「ホメーロスにおける『信頼――説得』関係の構造と祈願」
  • 稻岡彰氏「怨霊思想とその社会的影響」

第118回東京部会(1985年12月14日)中央大学会館

  • 小柳春一郎氏「ボアソナード民法草案における賃借権──フランス法との関連において──」
  • 津野柳一氏「法史学とコンピューター」

第119回東京部会(1986年1月18日)専修大学

  • 谷口貴都氏「Traditio の法的構造──物権行為概念の考察──」
  • 高木侃氏「近世離婚法の側面的考察──離縁状返り一礼を素材として──」

第120回東京部会(1986年5月24日)中央大学会館

  • 高橋清徳氏「封建的危機下のパリと1351年勅令」
  • 宮坂宏氏「中国現代法制史研究の現況について」

第121回東京部会(1986年6月28日)中央大学会館

  • 後藤篤子氏「「キリスト教ローマ帝国」における宗教闘争」

第122回東京部会(1986年7月19日)専修大学

  • 西村隆譽志氏「H.ドノーの私法理論と近世私法学──「損害論」の論理法構成論理──」
  • 利光三津夫氏「移郷について」

第123回東京部会(1986年11月22日)専修大学

  • 堀毅氏「秦漢法制史研究の現状と展望」
  • 小倉欣一氏「三十年戦争前夜の帝国都市フランクフルト・アム・マイン」

第124回東京部会(1986年12月20日)専修大学

  • 岩谷十郎氏「旧刑法編纂過程──司法省段階──におけるボアソナアド主宰の端緒」
  • 西川洋一氏「「メーロヴィンガー・フランク王権と法」をめぐる若干の問題点について」

第125回東京部会(1987年1月17日)専修大学

  • 斎藤秀明氏「沈命法の成立について」
  • 高田普久男氏「Stipulatioについて」

第126回東京部会(1987年5月16日)専修大学

  • ヤーコプ・グリムの法の詩学(史学)
  • 浅古弘氏「日清修好條規における観審の成立」

第127回東京部会(1987年6月20日)専修大学

  • 寺田浩明氏「清代土地法研究の基本的視角」
  • 村上裕氏「ドイツ人文主義と固有法意識の萌芽」

第128回東京部会(1987年7月18日)専修大学

  • 小柳春一郎氏「明治土地法史に関する一考察」
  • オランダ独立戦争と抵抗権──マウト論文を中心に──桜田美津夫

第129回東京部会(1987年11月21日)専修大学

  • 田中憲彦氏「部族法典の歴史的性格について」
  • 飯川俊一氏「明治国家の国体形成──国家による「自治」強制の諸側面」

第130回東京部会(1987年12月19日)専修大学

  • 伊能秀明氏「古代における法と法意識をめぐって」
  • 森征一氏「モスイタリクスmos italicusの基本思想に関する若干の考察」

第131回東京部会(1988年1月23日)専修大学

  • 高塩博氏「「刑法草書」及び「假刑律」についての管見」
  • 千葉徳夫氏「絶対主義時代の小国における国家・社会・領邦議会──近世ザクセン=ヴァイマル公国の国制史概観──」

第132回東京部会(1988年5月14日)法政大学

  • 吉井蒼生夫氏「現行刑法の制定と刑法改正審査委員会」
  • 橋場弦氏「アテナイの公職者弾劾制度と民主政──エイサンゲリア(弾劾裁判)を中心に──」

第133回東京部会(1988年6月11日)専修大学

  • 中見立夫氏「中国の文書館事情」
  • 土浪博氏「ドイツ後期中世におけるラントフリーデ同盟」

第134回東京部会(1988年7月9日)専修大学

  • 森義信氏「フランク時代の自由人と軍役」
  • 高見澤磨氏「中華人民共和国における罪と制裁」

第135回東京部会(1988年11月12日)専修大学

  • 佐々木眞氏「フランス絶対王政期の軍隊──軍隊行政を中心に──」
  • 川村優氏「郷五人組編成の意義」

第136回東京部会(1988年12月10日)法政大学

  • 寺崎修氏「加波山事件関係者の特赦と名誉回復について」
  • 足立昌勝氏「ハプスブルク帝国における検閲制度について」

第137回東京部会(1989年1月28日)専修大学

  • 原禎嗣氏「司法本省刑事に対する出入人罪状の適用について」
  • 相澤隆氏「中世後期都市社会の変容と都市条令」

第138回東京部会(1989年5月20日)専修大学

  • 加藤順一氏「「朝野僉載」に見える「日本国使人」」
  • 五十嵐修氏「フランク時代の法・文字・王権」

第139回東京部会(1989年6月17日)専修大学

  • 瀧川叡一氏「東京開市場裁判所の設置と裁判例」
  • 寺田浩明氏「清代土地法秩序における「慣行」の構造」

第140回東京部会(1989年7月15日)専修大学

  • 小菅芳太郎氏「古典法学における帰責(法学入門の観点から)」
  • 島善高氏「大赦をめぐる諸問題」

第141回東京部会(1989年11月18日)専修大学

  • 田中憲彦氏「フランク法における贖罪金規定をめぐる問題」
  • 川村康氏「宋代杖刑小考」

第142回東京部会(1989年12月16日)専修大学

  • 重松一義氏「関所・番所の比較研究」
  • 高木侃氏「失火と火元入寺」

第143回東京部会(1990年1月20日)専修大学

  • 本間修平氏「長崎奉行に関する史料紹介──裁判管轄をめぐって」
  • 仲内英三氏「絶対主義研究における方法と観点の変遷」

第144回東京部会(1990年5月19日)専修大学

  • 原田俊彦氏「いわゆる tribuni militum consulari potestate について」
  • 小柳春一郎氏「旧民法編纂過程における賃借権論争」

第145回東京部会(1990年6月16日)専修大学

  • 葛西康徳氏「ホメロスにおけるクセイノスについて」
  • 吉井蒼生夫氏「穂積陳重関係文書・履歴書をめぐって」

第146回東京部会(1990年7月21日)専修大学

  • 龍前佳子氏「「不改常典」について」
  • 津野柳一氏「「権原と取得方式」論──ローマ法の現代的適用?」

第147回東京部会(1990年11月17日)専修大学

  • 矢野祐子氏「旧刑法における自首條の成立」
  • 松尾弘氏「グロチウスの所有権論と法理論の展開──民法理論を中心に」

第148回東京部会(1990年12月15日)専修大学

  • 高見澤磨氏「中国における紛争」
  • 勝田有恒氏「紛争処理制度の継受と同化──近代日本の場合・勧解・民訴・調停」

第149回東京部会(1991年1月19日)専修大学

  • 森田成滿氏「清代刑法における因果関係」
  • 高橋清徳氏「中世都市における共同体と領主権──パリの場合──」

第150回東京部会(1991年5月18日)中央大学駿河台記念館

  • 下澤敦氏「京都篝屋の設置・廃止および再興について」
  • 中山勝氏「治罪法編纂関係者考」

第151回東京部会(1991年6月15日)早稲田大学

  • 橋場弦氏「古典期アテネにおける罪と法」
  • 岩谷十郎氏「明治期司法官の近代法適用をめぐる逡巡──旧刑法の運用実態分析・総則規定を中心にして──」

第152回東京部会(1991年7月20日)中央大学駿河台記念館

  • 前之園幸一郎氏「十五世紀フィレンツェの家族と子供」
  • 長谷山彰氏「遺勅罪の適用法條と解釈の変遷について」

第153回東京部会(1991年11月16日)早稲田大学

  • 神埼直美氏「近世村法の制定過程について」
  • 原田俊彦氏「リヴィウスにおけるホルテンシウス法以前のプレブス集会の決定について」

第154回東京部会(1991年12月21日)早稲田大学

  • 平城照介氏「部族法典における身分構成について──ボールズの所説を中心に──」
  • 木野主計氏「出版法制定過程の研究」

第155回東京部会(1992年1月18日)専修大学

  • 小澤隆司氏「大阪アルカリ事件における工場公害と訴訟」
  • 川村康氏「唐五代杖殺考」

第156回東京部会(1992年5月16日)國學院大学

  • 小柳春一郎氏「ボアソナード草案における地上権──フランス法との関連で──」

第157回東京部会(1992年6月20日)専修大学

  • 足立昌勝氏「近代初期刑法の基本構造」
  • 阪本是丸氏「近代国家祭祀の成立過程」

第158回東京部会(1992年7月18日)専修大学

  • 伊能秀明氏「牢内神祕録と牢内祕録──二つの牢獄関係史料をめぐって──」
  • 後藤武秀氏「法史学と法社会学の関係」

第159回東京部会(1992年11月21日)早稲田大学

  • 中野目徹氏「公文書保存の現状と課題」
  • 浅古弘氏「第十八回全国歴史資料保存利用機関連絡協議会(全史料協)全国大会報告──裁判記録の保存運動に関連して──」
  • 高塩博氏「会津藩『刑則』の制定をめぐって」

第160回東京部会(1992年12月19日)早稲田大学

  • 佐藤篤士氏「卑俗法をめぐって」
  • 滋賀秀三氏「唐の『律疏』の原型をめぐって──日本明法家の傳えた律疏佚文による「五刑」疏文の復元──(またの題「『国史大系〔律〕』所収「名例律勘物」唐法をどう読むか──小林宏・高塩博氏両氏の論考によせて」」

第161回東京部会(1993年1月16日)専修大学

  • 陶山宗幸氏「江戸時代後期における刑事内済の実態──三州幡豆地方の例を通して──」
  • 川村康氏「宋代杖殺考」

第162回東京部会(1993年7月17日)専修大学

  • 岡田昭夫氏「明治六年太政官第六八号と高札の除却」
  • 瀧川叡一氏「引合人に関する前橋始審裁判所判決例」

第163回東京部会(1993年12月18日)カンダパンセホール

  • 司法資料問題小委員会氏「司法資料問題研究フォーラム──一九九三・十一・二十──に参加して」
  • 家の財産或いは『家産』について──比較法史への或る試みとして──

第164回東京部会(1994年7月16日)日本大学

  • 坂詰智美氏「江戸の上下水道の管理」
  • 神崎直美氏「「慶安御触書」と「六諭衍義大意」」

第165回東京部会(1996年4月22日)早稲田大学

  • 李貴連氏「近代中国法律的変革与日本影響(通訳・高見沢麿氏、コメンテーター・森田茂満氏)」

第166回東京部会(1996年6月24日)早稲田大学

  • 小沢隆司氏「馬場辰猪の証拠法論」
  • 中野忠氏「イギリス近世の都市共同体──最近の研究動向から」

第167回東京部会(1996年7月15日)明治大学

  • 神寶秀夫氏著『近世ドイツ絶対主義の構造』(1995年、創文社)の合評会(評者・坂口修平氏、千葉徳夫氏、佐々木真氏)

第168回東京部会(1996年9月30日)明治大学

  • 村上一博氏「明治9年、甲信加越地方における民事慣例調査について」
  • 高木正道氏「初期近代ドイツの刑吏」

第169回東京部会(1996年11月18日)早稲田大学

  • 川口由彦氏「近代日本土地法制の再編について」
  • 北野かほる氏「初期ランカスターの宗教政策──1414年騒擾法の周辺──(中世後期イングランドにおける宗教カルトと公安)」

第170回東京部会(1996年12月26日)早稲田大学

  • 久保正幡氏「中田薫先生の思い出と法制史学会の回顧」

第171回東京部会(1996年3月16日)早稲田大学

  • 長又高夫氏「「和与」概念成立の歴史的意義──「法曹至要抄」に見る法構造の一断面──」
  • 鈴木直志氏「ホーエンツォレルン家の政治遺訓──絶対王政時代の君主の自己認識──」

第172回東京部会(1996年6月15日)駒沢大学

  • 堀毅氏「古代中国における「農士工商」について」
  • 吉武憲司氏「ウィンチェンターからウェストミンスターへ──12世紀イングランドにおける国王首都の形成──」

第173回東京部会(1996年11月16日)早稲田大学

  • 神崎直美氏「近世村法に関する一試論」
  • 坂下史氏「国家・中間層・モラル──名誉革命体制成立期のモラル・リフォーム運動から──」

第174回東京部会(1996年12月7日)駒沢大学

  • 多田哲氏「法史料から見たカロリング朝の民衆教化」
  • 島田正郎氏「西夏法典初探」

第175回東京部会(1997年7月19日)駒沢大学

  • 宮平真弥氏「1899年沖縄土地整理と近代日本」
  • 北野かほる氏「中世末期イングランドにおける騒擾裁判例」

第176回東京部会(1997年11月22日)駒沢大学

  • 瀬賀正博氏「違勅罪の再検討」
  • 村上一博氏「明治7年三谷三九郎水油事件と代言人」

第177回東京部会(1997年12月13日)明治大学

  • 滋賀秀三氏「清代の民事裁判をめぐって」

第178回東京部会(1998年1月24日)駒沢大学

  • 頼松瑞生氏「結納論にみえたる近代日本の家族法思想」
  • 赤江雄一氏「14世紀イングランドにおける橋梁の建設と維持」

第179回東京部会(1998年6月20日)早稲田大学

  • 中網栄美子氏「明治初期の在留中国人取締法令について」
  • 高村学人氏「フランスにおける反結社法の変容──革命期とナポレオン期の比較を通じて──」

第180回東京部会(1998年11月21日)早稲田大学

  • 高畑輝久氏「19世紀イングランドの地方救貧行政機構について」
  • 前山亮吉氏「近代日本の法曹政治家・序説──法制史と政治史の架橋の試み」

第181回東京部会(1998年12月12日)早稲田大学

  • 村上一博氏「明治前期の妾と裁判」
  • 原田俊彦氏「ホルテンシウス法の歴史的意義」

第182回東京部会(1999年6月19日)早稲田大学

  • 藤野奈津子氏「Lex Iuria de abulteriisにおける殺害権」
  • 後藤武秀氏「台湾の国家法秩序と非国家法秩序──現代に生きる祭祀公業を例として──」

第183回東京部会(1999年7月17日)早稲田大学

  • 出口雄一氏「GHQの司法改革構想からみた占領期法継受──戦後日本法史におけるアメリカ法の影響に関連して──」
  • 北野かほる氏「第一騒擾法下の騒擾判例」

第184回東京部会(1999年11月20日)早稲田大学

  • 清水裕樹氏「「生来性犯罪者」の誕生──近代刑事法学史研究序説──」
  • 石岡浩氏「秦漢時代の「罰作」労働と刑罰減免について」

第185回東京部会(1999年12月18日)早稲田大学

  • 利光三津夫氏「律令制における官僚閥について」

第186回東京部会(2000年6月10日)東京電機大学

  • 中網栄美子氏「治外法権に関わる多元的視野について」
  • 藤本幸二氏「近世ドイツにおける証拠法の変遷について」

第187回東京部会(2000年7月29日)東京電機大学

  • 小島和貴氏「近代日本の医事法制と内務省」
  • 荒井真氏「18世紀ドイツの大学教授についての考察」

第188回東京部会(2000年11月11日)東京電機大学

  • 阪西紀子氏「戦いか訴訟か──中世アイスランドの紛争解決手段──」
  • 吉村昌輝氏「鎌倉期鎮西守護の裁判権について──所務沙汰裁判権を中心として──」

第189回東京部会(2000年12月9日)東京電機大学

  • 小林宏氏「古記と令釈──その法解釈の手法について──」

第190回東京部会(2001年5月9日)東京電機大学

  • 両角吉晃氏「イスラーム法学における解釈の多義性」
  • 松本尚子氏「「司法事項とポリツァイ事項」──近世ドイツの権利追求と「公益」再考」

第191回東京部会(2001年7月21日)東京電機大学

  • 水間大輔氏「秦律・漢律における共犯の処罰原理──その歴史的変遷と思想的背景」
  • 小関典行氏「18世紀前半のプロイセンにおける国家と民衆学校」

第192回東京部会(2001年12月8日)一橋大学

  • 勝田有恒氏「ヨーロッパ法史研究から比較法文化論へのシフト──私の学問的遍歴──」

第193回東京部会(2002年7月6日)東京電機大学

  • 長沼秀明氏「『金色夜叉』に描かれた「家」」
  • 堀川信一氏「ドイツ法における「暴利」概念の形成」

第194回東京部会(2002年11月16日)上智大学

  • 長又高夫氏「院政期明法学説の形成」
  • 松原健太郎氏「香港新界同族村における「族産」管理と社会編成」

第195回東京部会(2002年12月21日)明治大学

  • 宮坂宏氏「「法統」論について」

第196回東京部会(2003年6月28日)法政大学

  • 池田夏樹氏「戦国秦漢期における贖刑制度の運用」
  • 小柳春一郎氏「『震災と借地借家──都市災害における賃借人の地位』について」

第197回東京部会(2003年7月19日)上智大学

  • 井上和人氏「唐代長安の諸門について──『唐律疏議』における「門」字の分析──」
  • 神崎直美氏「長門国の徒刑について」

第198回東京部会(2003年11月29日)法政大学

  • 足立清人氏「後見人の悪意の未成熟者への帰責について──D.14,4,3,1とD.15,1,21,1の解釈」
  • 宮部香織氏「『令集解』私記にみる古記と令釈の引用──注釈における先行学説の利用」

第199回東京部会(2003年12月13日)上智大学

  • 石井紫郎氏「神判と権力雑感──『うけひ』分析の視角から」

第200回東京部会(2004年6月26日)明治大学

  • 赤城美恵子氏「清朝初期における監候死罪案件の処理」
  • 中網栄美子氏「法科大学院に於ける基礎法教育――法史学を中心に――」

第201回東京部会(2004年7月17日)明治大学

  • 小谷眞男氏「嬰児殺か過失致死か?――19世紀末ナポリの刑事裁判資料を読む――」
  • 後藤武秀氏「台湾領有初期における民訴不受理政策――明治32年律令第1号の制定と判決原本から見た運用状況――」

第202回東京部会(2004年11月13日)明治大学

  • 宮坂 渉氏「古典期ローマ法の物の引渡し(traditio)──引渡しの正当な原因(iusta causa traditionis)について」
  • 神野 潔氏「鎌倉幕府の寄進安堵に関する一考察」

第203回東京部会(2004年12月18日)明治大学

  • 鎌田 浩氏「私の研究回顧――江戸の家族法・刑法・統治機構と官僚制」

第204回東京部会(2005年5月21日)明治大学

  • 神野 潔氏「『熊谷家文書』の再検討」
  • 松本 尚子氏「19世紀後半・英独の労働事件処理――Steinmetzの研究を素材に――」

第205回東京部会(2005年6月18日)明治大学

  • 児玉 圭司氏「明治初期における山口県の刑事施設について」
  • 下沢 敦氏「室町物語「あしびき」に見出される悪党処断及び悪党識別方法について」

第206回東京部会(2005年7月16日)明治大学

  • 宇野 文重氏「明治民法起草者の「家」と戸主権理解――富井と梅の対立点から――」
  • 屋敷 二郎氏「エミリー・ケンピン=シュピーリとその時代の法生活」

第207回東京部会(2005年9月17日)明治大学

  • 小口 恵巳子氏「明治民法編纂過程における仏親子法思想の継受――親の懲戒権に関する議論をめぐって――」
  • 林 信夫氏「帝政後期ローマ社会における女性と子――『帝政後期』観とも関連させて――」

第208回東京部会(2005年11月19日)明治大学

  • 櫛比 昭人氏「ボアソナード「不法行為法」の構造とその受容」
  • 小柳春一郎氏「ボワソナード草案における所有権の絶対性──コード・シヴィル及び19世紀フランス法学との関連で──」

第209回東京部会(2005年12月17日)明治大学

  • 利谷 信義氏「歴史分析と現状分析の狭間で」

第210回東京部会(2006年1月14日)明治大学

  • 遠藤 泰弘氏「オットー・フォン・ギールケの政治思想――ギールケ国家論の発展過程とギールケ=ラーバント論争の再評価」
  • 赤江 雄一氏「説教・教会法・典礼――中世説教の心的暦」

第211回東京部会(2006年5月20日)専修大学

  • 籾山 明氏「漢令の形態についての一試論 ――王杖木簡再考――」
  • 宮平 真弥氏「1890年代の明治政府の沖縄調査 ――『琉球八重山嶋取調書』の紹介――」

第212回東京部会(2006年6月24日)慶應義塾大学

  • 藤本 幸二氏「17世紀ドイツにおける刑事と民事の錯綜」
  • 水林 彪氏「支配のLegitimitätについて──マックス・ウェーバーとその周辺」

第213回東京部会(2006年7月15日)専修大学

  • 村上 一博氏「商法典論争の一視角」
  • 陶安 あんど氏「漢代の殊死概念と変則的贖罪制度について」

第214回東京部会(2006年9月30日)慶応義塾大学

【シンポジウム】「明治太政官期の法令検索とその利用 ――法令の歴史資料としての新しい可能性を求めて――」

  • 岡田 昭夫氏「法令全書の編纂・埋もれた旧法令」
  • 中野目 徹氏「明治太政官期の法令作成と公文編纂」
  • 古野 朋子氏「国立国会図書館における『法令索引』と明治前期法令の世界」
  • 岩谷 十郎氏「明治太政官期法令のアイデンティフィケーション」
  • 牛島 靖欧氏「日本法令索引〔明治前期編〕の機能紹介」

第215回東京部会(2006年10月21日)専修大学

  • 頼松瑞生氏「通俗小説の中に描かれた法――竹田敏彦の作品を中心として――」
  • 赤城美恵子氏「清朝初期における「恤刑」(五年審録)について」

第216回東京部会(2006年12月16日)東北大学

  • 小川浩三氏「広中俊雄『新版民法綱要』総論の法史学的読解――民法学と法史学の対話:西洋法史の立場から」
  • 小柳春一郎氏「広中俊雄『新版民法綱要』総論の法史学的読解――民法学と法史学の対話:日本法史の立場から」

第217回東京部会(2007年5月26日)専修大学

  • 十川陽一氏「日唐における技術労働力徴発規定」
  • 田村理氏「フランス1795年憲法における所有と主権――第16条(市民名簿登録資格)の理想と現実」

第218回東京部会(2007年6月16日)専修大学

  • 宇野文重氏「明治前期後見制度における母の地位――東京地裁・高裁判決の分析を中心に」
  • 水野京子氏「明治初年における法令案審査機関と太政官制の形成」

第219回東京部会(2007年7月21日)専修大学

  • 坂詰智美氏「明治初期の「勧解願」書類――“西村兼文蔵”と記された書類をめぐって――」
  • 北野かほる氏「仲裁はどう活用されたか――中世後期イングランド、ヨークの聖レオナルド・ホスピタルの場合――」

第220回東京部会(2007年9月22日)慶応大学

  • 宮部香織氏「『令集解』引所の師説について ――令釈による引用を中心に――」
  • 宮坂渉氏「引渡の正当原因(iusta causa traditionis)にかんする一考察」

第221回東京部会(2007年10月27日)専修大学

  • 久保田哲氏「明治憲法成立過程における元老院の意義」
  • 森田成満氏「清代に於ける損害の賠償を巡る法理」

第222回東京部会(2007年11月24日)専修大学

  • 高嶋めぐみ氏「婚姻にみる若者組の規範と統制」
  • 石田清史氏「陪審と参審――日本法制史に見る裁判員制度の魁 ――」

第223回東京部会(2007年12月15日)専修大学

  • 大久保泰甫氏「ジュール・シモン宛ボワソナード書簡を読む」

第224回東京部会(2008年5月17日)東京大学

  • 山本英貴氏「江戸幕府御家人の任用制と役職構造――近世後期の闕所物奉行手代を事例として――」
  • 小柳春一郎氏「裁判所構成法(明治23年法律第6号)研究の意義と現状」

第225回東京部会(2008年6月21日)東京大学

  • 児玉圭司氏「「明治五年監獄則」の編纂と、司法省の監獄行政」
  • 高遠拓児氏「清代秋審制度と蒙古命盗重案」

第226回東京部会(2008年11月22日)慶應義塾大学

  • 源河達史氏「グラーティアーヌス教令集注釈書Summa “Permissio quedam” (olim Distinctiones halenses)」
  • 陶安あんど氏「秦律刑罰体系を通じてみた文帝刑制改革詔」

第227回東京部会(2008年12月20日)東京大学

  • 奥村郁三氏「倭奴国」

第228回東京部会(2009年7月11日)東京大学

  • 山下紘嗣氏「日本古代の皇太子と儀礼」
  • 神野潔氏「彼状者置文也非譲状」

第229回東京部会(2009年11月7日)東京大学

  • 三田奈穂氏「公文録にみる、村田保渡独前後の事情」
  • 大庭裕介氏「江藤新平の政治思想――司法省達四十六号の思想的位置付け」

第230回東京部会(2009年11月28日)東京大学

  • 杉本和士氏「旧破産法24条及び26条の歴史的系譜――破産法解釈論における法制史研究アプローチの一例として――」
  • 宮平真弥氏「入会林野引き戻しの法理――長野県志賀高原の事例――」

第231回東京部会(2009年12月19日)東京大学

  • 上横手雅敬氏「鎌倉幕府法における流刑について」

第232回東京部会(2010年2月27日)早稲田大学

  • 中網栄美子氏「近代日本の韓国に於ける領事裁判に関する実証的研究」
  • 辻村亮彦氏「「敬慎願」とは何か ―― 明治前期における裁判制度継受の一態様」

第233回東京部会(2010年7月24日)明治大学

  • 高友希子氏「St.Germanのエクイティ論――「良心」と「ルール」の関係を中心に」
  • 薮本将典氏「トゥールーズ伯レモン7世の遺言状をめぐる王権伸張の諸相――カペー朝南仏支配における「立法絶対主義」の実践」

第234回東京部会(2010年11月13日)明治大学

  • 金 孝全氏「近代韓国の法学教育と日本人教官――野澤武之助を中心に」(コメンテーター:國分典子氏)

第235回東京部会(2011年3月26日)

  • ※東日本大震災の影響に鑑み中止

第236回東京部会(2011年7月30日)明治大学

  • 沈 羲基氏「韓国における慣習法の形成と発展」
  • 小沢奈々氏「日瑞比較法史論序説――ブリデル・フーバー・穂積重遠」

第237回東京部会(2011年9月24日)法政大学

  • 吉田正志氏「仙台藩警察機構と被差別民」
  • 清水克行氏「室町幕府の牢獄機構と下層社会」

第238回東京部会(2011年11月12日)法政大学

  • 杉本史子氏「江戸幕府評定所裁許再考」
  • 赤城美恵子氏「清代における律例及び秋審条款の量刑基準――闘殴殺人を例に――」

第239回東京部会(2011年12月17日)法政大学

  • 鈴木康文氏「ヘッセン選帝侯国憲法と起草者ヨルダンの法思想」
  • 鈴木秀光氏「清代後期刑事裁判の処罰原理に関する一考察」

第240回東京部会(2012年6月30日)法政大学

  • 周圓氏(一橋大学)「アルベリコ・ジェンティーリの正戦論:『戦争法論』2、3巻における「形相因」と「目的因」を中心に」
  • 山本弘氏(星薬科大学)「鎌倉期における堺相論実検使について」

第241回東京部会(2012年7月21日)星薬科大学

  • 西村重雄氏(福岡工業大学)「被後見人財産目録論」

第242回東京部会(2012年9月15日)立教大学

【国際シンポジウム】「信託の国際的変容――比較法制史の観点から」(法制史学会東京部会・立教大学共催)

  • ニール・G・ジョーンズ氏(ケンブリッジ大学・立教大学)「17-19世紀イングランド」
    ※体調不良のため来日取りやめ【代読:溜箭将之氏(立教大学)・高友希子氏(法政大学)】
  • ステリオス・トファーリス氏(ケンブリッジ大学)「インド信託法典」
  • 松本英実氏(新潟大学)「混合法系の観点」
  • 溜箭将之氏(立教大学)「日本からの視点」
  • 「ディスカッション」司会:葛西康徳氏(東京大学)

第243回東京部会(2012年10月20日)東京大学

  • ディエゴ・ザンカーニ(Diego Zancani)氏(オックスフォード大学)「Decrees, Laws and Statutes in Northern Italy between 16th and 17th centuries」
  • 「コメント」松本英実氏(新潟大学)
  • 「ディスカッション」司会:葛西康徳氏(東京大学)

第244回東京部会(2012年12月15日)法政大学

  • 宮部香織氏(國學院大学)「いわゆる『異質令義解』についての再検討」
  • 中村正人氏(金沢大学)「清代初期における過失殺事例の紹介と若干の検討」

第245回東京部会(2013年6月22日)星薬科大学

  • 門脇朋裕氏(総合研究大学院大学)「貞亨・元禄期小田原藩領山北村における領主法の形成――幕府法と藩法の関連性を通じて――」
  • 小柳春一郎氏(獨協大学)「土地境界と地籍:日仏の比較法史」

第246回東京部会(2013年7月13日)星薬科大学

  • 三田奈穂氏(慶應義塾大学)「旧刑法「親属例」の成立──村田保文書にみる概念規定の設置をめぐって──」
  • 小石川裕介氏(後藤・安田記念東京都市研究所)「自治体による公益事業規制 報償契約の成立・運用・消滅過程」

第247回東京部会(2013年9月21日)星薬科大学

  • 西田 真之氏(東京大学)「台湾総督府高等法院長高野孟矩非職事件の一考察――新聞・雑誌記事の論説を中心に――」
  • 谷口 眞子氏(早稲田大学)「加賀藩における恩赦の時代的変遷」

第248回東京部会(2013年10月19日)星薬科大学

  • 神野 潔氏(武蔵野学院大学)「足利尊氏・直義発給 祈祷御教書 に関する古文書学的考察」
  • 何 東氏(浙江工商大学〔中国〕)「中国における外国法史学の研究・教育の現状――日本法史を中心に――」

第249回東京部会(2013年12月14日)星薬科大学

  • 大庭 裕介氏(八街市史編纂委員会)「明治初期司法省の政策転換と政局」
  • 塚原 義央氏(早稲田大学)「古典期法学者・ケルススの法格言について――ケルススの法学分析の一端として――」

第250回東京部会(2014年5月17日)星薬科大学

  • 岡崎 まゆみ氏(帯広畜産大学)「植民地朝鮮における裁判官の役割――高等法院判事・野村調太郎をとおして考える」
  • 天野 嘉子氏(法政大学)「法典論争と『個人主義』をめぐる小考――石井豊七郎回想記と国民精神作興叢書から探る――」

第251回東京部会(2014年7月12日)星薬科大学

  • 山本 英貴氏(帝京大学)「家斉政権の政務処理と幕藩関係――行列道具を素材として」
  • 薮本 将典氏(慶應義塾大学)「『アルビジョワ十字軍武勲詩 La csnso de la Crozada』における「名誉 Paratge」と「公正 Dreitura」――「ミュレの戦い」(1213年)をめぐる紛争処理の構造」

第252回東京部会(2014年10月4日)星薬科大学

  • 久保 茉莉子氏(東京大学)「中華民国刑事訴訟法改正過程と自訴制度」
  • 小林 繁子氏(新潟大学)「近世ドイツ・刑事司法における共同体・在地役人・宮廷顧問会 ――1640年代・マインツ選帝侯領の魔女裁判の記録から」

第253回東京部会(2014年11月29日)星薬科大学

  • 荒邦啓介氏(東洋大学)「「復活期の行政学」と辻清明」
  • 宮坂渉氏(筑波大学)「古典期後期ローマ法学者の著作活動 ――パウルス『告示註解』研究序説――」

第254回東京部会(2014年12月13日)星薬科大学

  • 高塩 博 氏 (國學院大學)「「公事方御定書」の法体系と律令法――徳川吉宗に焦点を当てつつ」

第255回東京部会(2015年5月23日)早稲田大学

  • 額定其労氏(京都大学)「清代モンゴル司法文書の歴史的・社会的性格――役所案件記録簿の分析を中心に」
  • 小柳春一郎氏(獨協大学)「原子力損害賠償制度の成立と展開――原子力開発をめぐる国家機構と産業」

第256回東京部会(2015年6月28日)早稲田大学

  • 趣旨説明:松本尚子氏(上智大学)
  • 報告1:小野博司氏(神戸大学)「美濃部達吉――1930年代における憲法学の問題関心」
  • 報告2:小石川裕介氏(後藤・安田記念東京都市研究所)「田中二郎――経済統制法令と学説への影響」
  • コメント1:出口 雄一氏(桐蔭横浜大学)
  • コメント2:Michael Stolleis氏(前マックス・プランク・ヨーロッパ法史研究所所長/フランクフルト・アム・マイン大学名誉教授)

第257回東京部会(2015年7月11日)早稲田大学

  • 高田久実氏(慶應義塾大学)「明治期における「紙幣」の法規範化――旧刑法典編纂の視角から」
  • 出雲孝氏(中央大学)「近世自然法論における時効の概念」

第258回東京部会(2015年10月10日)早稲田大学

  • 菊池肇哉氏(日本大学)「グロティウスにおける約束の三段階論とトマス『神学大全』における請願 votum の三要件――交換的正義の双務性と意思拘束力の片務性との相克の中で」
  • 中網栄美子氏(秀明大学)「占領下の沖縄における「法の雑居」と裁判」

第259回東京部会(2015年12月5日)東京大学

    • 共催:法制史学会 島田正郎先生記念アジア法史研究助成基金
    •    東京大学・東洋文化研究所・班研究「中国法研究における固有法史研究・近代法史研究及び現代法研究の総合の試み」(主任 高見澤 磨)
    • 題目:「東南アジア法史研究回顧」
    • 報告者:
  • 西澤希久男氏(関西大学:タイ法)
  • 桑原尚子氏(福山市立大学:マレーシア法)
  • 島田弦氏(名古屋大学:インドネシア法)

第260回東京部会(2015年12月12日)早稲田大学

  • 坂井大輔氏(一橋大学)「穂積八束の国家論に見るルドルフ・ゾームの影響」
  • 板持研吾氏(東京大学)「法人設立の準則主義化――ニュー・ヨーク州立法を題材に」

第261回東京部会(2016年5月21日)東京大学

「経済史学と法制史学ー法制史学会総会シンポジウム準備会」
共催:法制史学会 総会シンポジウム準備会

    • 報告者:
  • 桜井英治氏(東京大学)
  • 高槻泰郎氏(神戸大学)
  • 黒田明伸氏(東京大学)

第262回東京部会(2016年7月16日)東京大学

  • 野原香織氏(明治大学)「近代日本におけるフランス雇用契約論の影響――雇傭概念および解雇を中心に」
  • 山下孝輔氏(京都大学)「4世紀末のローマ帝国における勅答の効力――都市長官シュンマクスの『報告集』を手掛かりに」

第263回東京部会(2016年10月29日)早稲田大学

  • 川島翔氏(一橋大学)「中世学識法における命令不服従contumaciaについての訴訟法理論」
  • 福島涼史氏(長崎県立大学)「戦争論を巡るスコラ神学者と教会法学者の相反」

第264回東京部会(2016年11月26日)早稲田大学

  • 新田一郎氏(東京大学)「京城天真楼遺聞Version2.01――京城日本人社会史一隅」

第265回東京部会(2017年1月28日)一橋大学

  • 山口道弘氏(千葉大学)「鎌倉幕府の御家人制と『吾妻鏡』―頼朝挙兵譚の分析を中心に――」
  • 沖祐太郎氏(九州大学)「エジプトにおける近代国際法受容過程の第一段階(仮)」

第266回東京部会(2017年4月8日)早稲田大学

  • 広瀬和雄氏(国立歴史民俗博物館)「前方後円墳国家論」
  • 水林彪氏(早稲田大学)「考古学研究の国制史学的読解」
  • 大久保徹也氏(徳島文理大学)「広瀬報告・水林報告の批判的検討」
  • 田口正樹氏(北海道大学)「前方後円墳=ヤマト政権時代の国制と西欧封建制」
  • 籾山明氏(東洋文庫)「前方後円墳=ヤマト政権時代の国制と中国封建制」

第267回東京部会(2017年6月17日)慶應義塾大学

  • 清水悠氏(早稲田大学)「古典期ローマ法における使用取得要件としてボナ・フィデースの意義――ボナ・フィデース=「善意」説の克服――」
  • 高槻泰郎氏(神戸大学)「近世日本の市場経済と「制度」」

第268回東京部会(2017年10月21日)慶應義塾大学

  • 石野智大氏(明治大学)「武周時代の県行政組織と村落制度――「百門陂碑」にみえる人的結合を手がかりに――」
  • 児玉圭司氏(舞鶴工業高等専門学校)「「監獄学」成立期の人的な繋がりと思想的基盤について」

第269回東京部会(2017年12月9日)慶應義塾大学

  • 西田友広氏(東京大学)「法諺「訴え無くば、検断無し」の再検討」
  • 松本尚子氏(上智大学)「19世紀中葉のヴァルデック侯国内勧解人記録帳」(仮)

第270回東京部会(2018年1月27日)慶應義塾大学

  • 花房秀一氏(中央学院大学)「フランス王権によるノルマンディ統治と地方主義――14世紀中葉のノルマンディ地方三部会を事例に――」
  • 高柳友彦氏(一橋大学)「近代日本の温泉開発と規制――府県行政の取締規則を中心に――」(仮)

第271回東京部会(2018年6月16日)東京大学

  • 藤川直樹氏(神戸学院大学)「ドイツ第二帝政期公法学史に関する一考察――上山安敏『憲法社会史』の批判的検討――」
  • 関雄介氏(早稲田大学)「婚約の破棄に関するコンスタンティヌス1世の立法の検討――テオドシウス法典3巻5章第5法文の分析を中心に――」

第272回東京部会(2018年9月8日)東京大学

  • 国分航志氏(九州大学)「明治立憲制における天皇・皇室制度と法制化」

第273回東京部会(2018年12月15日)東京大学

  • 水野浩二氏(北海道大学)「「利用者にとっての」明治民事訴訟法――手続の手引・書式集・素人向け手引の研究序説――」
    コメンテーター:松園潤一朗氏(一橋大学)

第274回東京部会(2019年4月13日)東京大学

「日本における法史研究の歴史」(法制史学会総会ミニ・シンポジウム準備会)

  • 田口正樹氏(北海道大学)趣旨説明「日本における法史研究の過去と現在」
  • 神野潔氏(東京理科大学)報告1「明治期における日本法制史学の展開図」
  • 赤城美恵子氏(帝京大学)報告2「東洋法制史学の生成(仮)」
  • 藤野奈津子氏(千葉商科大学)報告3「明治前期における西洋法史学の成立過程―宮崎道三郎『羅馬法講義』ノートを中心に―」
  • 松沢裕作氏(慶應義塾大学)コメント1「「史学」成立の文脈からみた日本の法史研究の始まり」
  • 大中有信氏(同志社大学)コメント2「実定法学から見た日本における法史研究の始まり」(大中有信・同志社大学)

第275回東京部会(2019年5月18日)東京大学

  • 三田奈穂(成蹊大学)「明治期の警察監視研究に関する試論」
  • 久保茉莉子(成蹊大学)「中国近代法史研究の回顧と展望――刑事法を中心に――」

第276回東京部会(2019年7月13日)東京大学

  • 今野元(愛知県立大学)「神聖ローマ帝国はなぜ崩壊したのか――一つの帝国国制と二つの帝国愛国主義――」
  • 東風谷太一(東京外国語大学)「19~20世紀初頭の物的営業権(Realgewerberecht)をめぐる法学者の言説」

第277回東京部会(2019年10月26日)東京大学

  • 磯貝健一(京都大学)「ロシア帝国領中央アジアのシャリーア法廷判決台帳――その意義と史料としての特性――」
  • 額定其労(東京大学)「清代モンゴルにおける奴隷――概念分析を中心として――」

第278回東京部会(2019年12月14日)東京大学

  • 浅古弘(早稲田大学)「慣習と法――臨時臺湾舊慣調査会と法院の対立――」

第279回東京部会(2020年2月1日)東京大学
シンポジウム「日本近世の法と経済―杉本史子著『近世政治空間論』を素材として―」

  • 杉本史子(東京大学)「『近世政治空間論』と近世日本の「公」」
  • 大平祐一(立命館大学)「コメント一 複合的国家の法と裁判」
  • 松園潤一郎(一橋大学)「コメント二 近世の裁判と合意形成」
  • 高槻泰郎(神戸大学)「コメント三 近世期市場経済における商秩序」

 

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